岩手発・超人スポーツ開発プロジェクト2018レポート
これまで岩手県様が平成28年度から推進してきた「岩手発・超人スポーツ」が,今年も新たな展開を迎えました。
岩手の地から年齢や身体能力、障がいの有無等に関わらず、誰もが生き生きとスポーツに取り組む新しい地域社会のモデルを提示するとともに、テクノロジーや文化の振興、福祉の向上など、地域振興につなげていくため、県民のみなさんとともに継続してきたこの「岩手発・超人スポーツ」ですが,本年度の最大の特徴は,その高い自走性にあるように感じました。
今回は主として超人スポーツ岩手支部とも呼ばれる皆様が主軸となって運営を行い,岩手大学,盛岡情報ビジネス専門学校,一関高専,株式会社七星様など,産官学が連携した動きを見せるなか,これまでにない新たな超人スポーツ開発スキームの片鱗をうかがわせました。
10月14日に開催された中間報告会では,5競技の開発進捗が報告されると同時に,岩手県文化スポーツ部文化振興課米澤様より,これまでの活動総括,および今後の活動推進に向けた報告がされ,広島大学大学院工学研究科栗田教授,電気通信大学大学院情報理工学研究科野嶋准教授,超人スポーツ協会中西プロデューサらによる講演,岩手大学より三上氏,本プロジェクトの中で岩手県への移住を決めた木村氏などによる公開ディスカッションが開催されました。
こうして迎えた12月15日の発表会では,
以下5競技に加え,岩手大学にて行われている研究の紹介もされました。
競技名:超剣
競技名:K DORO K
競技名:ロックハンドバトル
競技名:Ki-心 Den-心
競技名:Sen Jin
また,本発表会では,超人スポーツ協会より稲見共同代表,南澤事務局長,中西プロデューサー,盛岡情報ビジネス専門学校より工藤校長,岩手県より達増知事の5名で編成された審査委員会による成果講評が同時開催され,大賞には「超剣」,優秀賞には「K DORO K」,敢闘賞には「Ki-心 Den-心」,「Sen Jin」が選ばれました。
ロックハンドバトルチームは,初年度より最優秀賞が続いたため,今後は後進を育てる,あるいは次のステージに進むことを推奨する意味で,殿堂入りとなりました。
ますます加速する 岩手発・超人スポーツ開発プロジェクト,今後もご期待ください!