超人スポーツDIY ── 「スポーツを作れる」環境の進化
超人スポーツプロジェクトは、一般社団法人Arc & Beyondとの協働により、ソニーのIoTブロック「MESH」を活用した新たな競技開発環境の構築に取り組んでいます。この挑戦は「スポーツを作る」という行為そのものを簡便化し、誰もが気軽にスポーツ開発に参加できる未来を目指すものです。
プロジェクトの目的
従来、スポーツ開発には高度な技術的知識が必要でした。ハードウェアとソフトウェアの両方に精通し、人間の身体についても深い理解が求められる──そんな制約だらけの領域でした。
しかし、AIをはじめとする技術の進化により、状況は大きく変わりつつあります。これまで困難とされていた「スポーツを作り出す行為」も、適切な技術とツールがあれば簡便化できるのではないか。そんな可能性を追求するのが、本プロジェクトの核心です。
MESHを活用した実験の成果
本プロジェクトでは、ソニーのMESHというIoTブロックを実験的に高速に反応するようにし、PCのキーボード操作も行えるようなアタッチメントも開発して使用しました。このモデルは、より短期間かつ低いレイテンシ(遅延)で作動するように改良されており、リアルタイム性が求められるスポーツ開発に最適な特性を持っています。
この技術を用いて、9月19日(金)、竹芝オフィスにて「超人スポーツを作る」イベント、”MESHとAIで作る、超人スポーツHACKATHON”を開催しました。参加者は約15名。AIを活用しながら、参加者全員で新たな超人スポーツを生み出すという試みです。結果は4チームより新たなスポーツの種が6つ生まれました。参加者からは「自分でもこんな簡単にスポーツが作れるんだ」など驚きの声が多く聞かれ、イベントは大きな手応えを残して終了しました。
そして10月11日(土)-12(日)の2日間にわたり、我々と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科Embodied Media Projectと連携し行われた”超人スポーツDIY”では、約40の参加者から構成される7チームより、それぞれ超人スポーツの新たな姿が提案されました。
いずれの競技も高く洗練され、プロトタイプとして十分な強度のある作品でした。
いずれの競技も高く洗練され、プロトタイプとして十分な強度のある作品でした。
着実に広がる活動の輪
最初の実験の成功を受けて、活動の幅は着実に広がっています。
11月2日(日)~3日(祝・月)開催予定の「ちょっと先のおもしろい未来2025」でも、この技術を活用した体験型展示を実施予定です。
今後の展開 ── モジュール化による普及へ
今後、この競技開発環境をモジュール化し、さまざまな自治体や地域との連携事業に活用していく予定です。
「これがあれば誰でもスポーツ開発ができる」──そんなパッケージを作ることで、全国各地で新しいスポーツが生まれる土壌を整えたいと考えています。地域の特性や課題に合わせたオリジナルスポーツを、地域の人々自身が作り出せるようになる。そんな未来を実現するための第一歩です。
テクノロジーの進化 ── 可能性は想像以上に広がっている
AIをはじめとした技術が、驚くべき速さで社会に浸透しています。それによって、これまで一部の専門家にしかできなかったことが、どんどん身近になってきています。
スポーツクリエイションもその一つです。かつては高度な技術と専門知識が必要だった領域が、今や適切なツールとサポートがあれば、誰でも挑戦できる時代になりつつあります。
まるで3Dプリンターのように、想像力にフィットするスポーツを作る──そんな可能性が目の前に広がっています。だからこそ、これまでの想像の枠を少し超えてみてもいいのではないでしょうか。
ぜひ超人スポーツを体験しながら、テクノロジーと身体が融合する新しいパターンを感じ取ってください。きっと、「こんなこともできるんだ」という発見があるはずです。
超人スポーツが目指す未来
超人スポーツプロジェクトが共に目指すのは、「誰もがみんなで一緒に遊べる世界」です。
新しい方法で遊ぶということは、きっと法則もルールも最初からは存在しません。だからこそ、みんなで一緒にそれを作り出していく。そのプロセス自体が、包摂的で創造的な体験になるはずです。
今後のコラボレーションや展示に関する情報は、公式サイトやSNSを通じて随時発信していきますので、ぜひご注目ください
各種SNS
Youtube:@superhumansportssociety4453
TikTok:tiktok.com/@chouspo
X:x.com/s3_office
Instagram:https://www.instagram.com/superhuman_sports_project/
Facebook:https://www.facebook.com/SuperhumanSports?locale=ja_JP
お問合せ
本活動に関する取材のご依頼、展示企画・コラボレーションなどのご相談を随時承っております。
ご関心をお持ちの方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
担当者:安藤良一
メール:superhumansports_diy@superhumansports.org
窓口1:お問合せページ
窓口2:https://superhuman-sports.org/contact












