ウルトラスーパーヒューマンスポーツ共創プロジェクトレポート
Technology X Cultureで、これまでに20を超える人機一体の新たなスポーツを生み出し、誰もが楽しめる場で多様な”人の壁”を超えてきた”超人スポーツ”は、スポーツ業界にとどまらずさまざまな業界から注目が高まっています。
今回は、スポーツ共創の先駆けとして、皆様と共にさまざまなSF作品に見られる世界観と超人性をテーマに、新たなスポーツを共創しました。
今回は、「ウルトラスーパーヒューマンが存在する世界を描く」ことに加え、「その世界において、どんなミッションを達成すべきか」を想像することで生まれる、世界観から構成されるスポーツを作ることを目標に、ウルトラスーパーヒューマンスポーツ共創プロジェクトを実施いたしました。
初日となる2月10日には、来場いただいた20名の参加者及びゲストの皆さまとともに日本や世界に存在する数多くのSF世界を共有し、秘められたエピソードや裏話について、話し合いました。
会場には、株式会社no new folk studio様 より「Orphe」、株式会社Xenoma様 より「e-skin」、加えて超⼈スポーツ協会の所有する⾝体拡張器具のデモンストレーションの実施や、体験会のブースが開かれ、
「視界360°」、「時間を⾃由に操作できる世界」、「ドラゴンがいる世界」、「⾝体巨⼤化」、「⼼が読める世界」をテーマとした5ームにより、10を超える4コマ漫画を表現手法としたストーリー制作が行われました。
翌週となる2月17日にはハッカソンを実施、7名の超人スポーツクリエイターの下、見た目の等しい質量の異なるボールをターゲットに投げ入れる「シャルパンティエの玉入れ」、着脱可能な竜の頭部及び翼部を装着したドラゴン役から竜の卵を2名で決められた領域外に運び出す「タマゴダッシュ」、マイクを用いて特定の音声を認識し2名で各々のロボットを操作し競技する「パチっとモンスター」、身体巨大化チーム身体を拡張したプレイヤー2名がロープで繋がり、大型バンパー及び大型スティルツを装着したプレイヤーとぶつかり合うレスリング競技「バブルジャンパー0」を開発しました。
そして、2月18日、渋谷区東4-10-28 國學院大学渋谷キャンパスにて体験会が開催され、200名以上の体験者が新たに生まれた競技を楽しむ姿がみられました。
また、同日に開催した第二回超人スポーツ開会式にて、これら作られた競技の審査発表会が開催されました。
優秀賞には、瞬時に状況判断を⾏い⾝体をコントロールするという、⼀般的なスポーツにおいても重要な要素を抽出して新たなスポーツがデザインされているという観点から「シャルパンティエの⽟⼊れ」と、発声により画⾯内のコマを動かして競うことでユニバーサルなスポーツデザインに取り組んでいるという観点から「パチっとモンスターズ」が選出されました。
また、ベストストーリー賞には、世界観の完成度や誰でも瞬時に世界観を把握して楽しむことができるデザイン性から「タマゴダッシュ」選出されました。
これら競技は今後各チームが運営チームとなり、独立して競技開発及び普及を行なっていくことになります!