スポーツがつなぐ、人と地域と未来 – 超人スポーツと自治体が描くスポーツ文化の未来
超人スポーツプロジェクトは、スポーツにテクノロジーを組み合わせ「誰もが楽しめる人機一体の新たなスポーツの実現」を目指すプロジェクトです。未来に向けて、包摂的な社会を実現するために、私たちはテクノロジーを活用してスポーツの持つ人と人とをつなぐ力を拡張し、様々な人々が参加できる”超人スポーツ”を提案しています。
これまで、私たちは多様な自治体様と共に、この”超人スポーツ”を活用した地域の活性化や子供たちの教育への応用などをはじめとした、さまざまな活動を展開してきました。
本記事では、どのように超人スポーツが自治体の皆様と連携してきたのかを、実例と共に紹介します。
超人スポーツと自治体連携の意義
スポーツを通じたコミュニケーションは、体を一緒に動かすことで緊張がほぐれ、非言語コミュニケーション等を通じて心の距離も近づくことがあります。超人スポーツは多様な身体状態でも参加できるうえ、ゲームのようなエンタメ性を併せ持つので行事の催しとしても好評をいただいております。
さらに、超人スポーツは遊ぶのみならず、開発することもできるコンテンツです。ワークショップやハッカソンから生まれた超人スポーツも存在し、その事例の中には学生たちとの連携事例もあります。
超人スポーツの開発ではクリエイティブ性や包摂的なデザイン力などのテーマを学べます。
教育機関と私たちとの連携の中で、新たな学びを、子どもたちに与えてみませんか?
実績紹介:連携プロジェクト事例
岩手県:「岩手発・超人スポーツ開発プロジェクト」
自治体との連携事業例として、2016~2021までの5年間で約10年前から行っている「岩手発・超人スポーツプロジェクト」があります。2016年の希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の開催を契機として、年齢や身体能力、障碍の有無などに関わらずに参加できるスポーツを創造するためのワークショップを行ってきました。高齢者から学生までの多くの層が参加し、実際に「ロックハンドバトル」や「マタサブロウ」など、地域の民間伝承や、出身作家らによって得られた発想を応用した超人スポーツが開発されました。本プロジェクトは、先端技術と伝統文化がスポーツクリエーションワークショップを通した表現形式の学びと超人スポーツのエンタメ性がという新たな表現領域において融合した実践例の一つです。
関連情報 : https://superhuman-sports.org/news/20200216061605
宮崎県:小林市立秀峰高校
次に2024年から進めている小林市様との連携の中で、宮崎県立小林秀峰高等学校と進めている事例について紹介します。手や足でペダルを漕ぐことでデジタル空間を自由に駆け巡り陣地を取り合う既存の超人スポーツ「スピリットオーバーフロー」。現在、この競技の新しいステージを学生たちが作成しています。学生たちが自らの創造性を発揮し、チームメンバーと共にその世界 競技者のことを考えた実践的な競技フィールドを制作することで、ルールを作る能力や、ルールに対する合意形成に向けた調整能力、トラブルを想定する力などの技術以外の能力も鍛えられます。
本事例は、超人スポーツを用いたスポーツクリエイションが自治体と連携することで、地域に住む人々の創造性をはぐくむ、表現手法を増やす、またルールに従うのみならず、みんなで幸せになれるルールを提案・実践する教育としての可能性を示す一例ではないでしょうか。
社会課題との関わり方・今後の展望
都市部への人口集中が数多く話題になっています。同時に数多くの自治体の皆様は地域の活性化に対して様々な努力を尽くしている状況にあると考えております。
上記のような状態の中、超人スポーツは多様な自治体の皆様とともに、誰でも参加できるハードルの低さ、スポーツという非言語コミュニケーションを必要とするアクティビティを通じて生まれる住民同士のつながり、ゲームのようなエンタメ感を活用した、地域活性化への応用可能性について模索してきました。
超人スポーツの持つエンタメ性と誰もが参加できるインクルーシブ性で、スポーツの持つ人と人をつなぐ力を拡張し、誰もがスポーツを楽しめる未来を目指してます。
この未来を実現するために自治体と連携し、地域から新しいスポーツの形として超人スポーツを広めていきたいです。
超人スポーツは、地域イベントとしての導入だけでなく、教育現場での活用や市民参加型の開発など、自治体との連携によって多岐にわたる用途に応用に使用できます。体験することも開発することもできる超人スポーツは、地域の活性化、情報処理人材次世代の育成、そして多様性を包摂する社会づくりに貢献する手段として活用されています。
私たちは、今後も自治体との連携を通じて、より多くの人がつながり、笑顔になれる未来を目指していきます。
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担当者:安藤良一
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